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毎日介護コラム

第56回 いつまでもおいしく食べる!シニアのための「誤嚥(ごえん)予防」とお口の体操

第56回 いつまでもおいしく食べる!シニアのための「誤嚥(ごえん)予防」とお口の体操

 

「食事中にムセることが増えた」

「お茶やお汁などの水分が飲み込みにくい」

日常の中で、食べ物や飲み物が喉につっかえたりムセたりすることはありませんか?

加齢に伴い喉や舌の筋力が低下すると、食べ物や唾液が誤って気管に入ってしまう「誤嚥(ごえん)」が起こりやすくなります。誤嚥によってお口の中の細菌が肺に入ると「誤嚥性肺炎」を引き起こす原因にもなるため、日頃からの予防ケアが大切です。

誤嚥が起きやすくなる主な原因

  1. 喉や舌の筋力低下

    食べ物を奥へ送り込んだり、気管の蓋を閉じる筋肉が弱くなることで、誤って気管へ入りやすくなります。

  2. 唾液の減少(ドライマウス)

    唾液が減ると食塊(食べ物を飲み込みやすくまとめたもの)が作りにくくなり、スムーズな飲み込みが難しくなります。

  3. 姿勢の崩れ

    上を向いた姿勢や顎が上がった姿勢で飲み込むと、気管の蓋が閉じにくくなり誤嚥の危険が高まります。

今日からできる!誤嚥を防ぐ3つの工夫

  1. 食べる前の「お口の体操(パタカラ体操)」

    食事の前に「パ・タ・カ・ラ」と大きく発声する体操を行いましょう。

    • 「パ」:唇をしっかり閉じる運動(食べこぼし防止)

    • 「タ」:舌の先を上顎につける運動(押しつぶし・送り込み)

    • 「カ」:舌の奥を上げる運動(誤嚥防止・蓋を閉じる)

    • 「ラ」:舌を丸める運動(スムーズな飲み込み)

  2. 姿勢を整えて「ややうつむき加減」で食べる

    背筋を伸ばし、あごを軽く引いた姿勢(ややうつむき加減)で食べることで、気管に食べ物が入りにくくなります。

  3. 一口の量を控えめに、しっかり噛む

    一度に口へ入れる量を少なくし、しっかり噛んで唾液と混ぜ合わせてから飲み込む習慣をつけましょう。

今日のポイント

お口の筋肉も身体と同じように鍛えることができます。食事前のちょっとした体操や姿勢の意識で、これからも安心しておいしい食事を楽しんでいきましょう!

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